長引く吐き気や嘔吐｜三重津駅前つじうら胃腸肛門内視鏡クリニック

注意すべき吐き気症状

嘔吐や吐き気の種類は様々ですが、上記の症状に関する情報を目安に、緊急を要する症状がある時はすぐに医療機関にいくことが大切です。

一過性の吐き気や嘔吐は、暴飲暴食や妊娠、乗り物酔いなどによっても生じます。ただし、吐き気が再発したり長引いたりする場合は、病気が原因である可能性があります。

吐き気が病気によって引き起こされる場合は、吐き気を軽減することよりも、原因となる病気を見つけて治すことが大切です。

急性胃腸炎は、多くの場合細菌やウイルスなどによって発症する疾患で、病原性大腸菌やノロウイルスなどが知られています。
海外から帰国した後に症状が現れた場合は要注意です。

急性虫垂炎は、初期症状として吐き気や胃痛などが生じることがあります。
痛みはその後、少しずつ右下腹部へと移動していきます。

胆石発作や急性胆のう炎は、嘔吐や吐き気などの症状を引き起こす場合があります。
また、発熱や右上腹部痛が生じる場合もあります。

腸閉塞は腸管の流れが阻害されるため、嘔吐や吐き気などの症状が生じる場合があります。
また、大腸がんの悪化によって生じる場合もあります。速やかに治療を開始する必要があるため、早急に医療機関を受診しましょう。

狭心症や心筋梗塞は、代表的な症状として胸の圧迫感や胸痛が生じます。
痛みがない場合や、左肩痛、歯の痛み、嘔吐、吐き気が現れる場合もあるため要注意です。

脳神経系の疾患である髄膜炎、脳炎、脳出血、脳梗塞などは嘔吐や吐き気を引き起こします。
それに伴って、ろれつが回らない、麻痺、頭痛などの症状が見られる場合は、速やかに医療機関にご相談ください。

胃がんは、嘔吐や吐き気を引き起こす場合もあります。
胃がんが原因の場合は早急な治療が欠かせないため、内視鏡検査を行って確認する必要があります。

十二指腸潰瘍・胃潰瘍は、十二指腸や胃の粘膜が消化されてただれ、十二指腸や胃の表面が潰瘍化する疾患です。
嘔吐や吐き気が生じる場合もあります。潰瘍が悪化することで過酸や痛みなどの症状が現れ、出血が伴う場合は緊急な対応が必要です。

うつ病は、気力の低下や気分の落ち込みといった症状や、身体的症状を引き起こす疾患です。
消化器症状である胃もたれや嘔吐、吐き気などが生じる場合もあります。

吐き気がある場合の対応方法暴飲暴食による吐き気は、静かに体を休ませることが大切です。
食生活を見直すことで予防できます。

吐き気が長時間続く場合や、麻痺、しびれ、頭痛などの症状が併せて生じた場合は、直ちに医療機関に相談しましょう。

もしも吐いてしまったらもし嘔吐してしまった時は、体を動かさず、静かに休養をとることが大切です。症状がすぐに治まらない場合は、医師の診察を受ける必要があります。

吐瀉物を処理する時は、感染の危険性が高いのでマスクや手袋を着用して予防しましょう。除去した後は消毒するために次亜塩素酸ナトリウムを使用します。その時に着用していた衣服などは袋に入れて他のものに接触しないようにし、洗濯は別々に行います。最後にうがいと手洗いを徹底しましょう。

吐き気・嘔吐のある方は消化器内科へ当院では、吐き気の症状をはじめとする消化器疾患全般の診察を行っております。
専門性のある内視鏡検査から軽い症状の相談まで、幅広く対応しております。吐き気の症状でお困りの方は当院までご相談ください。